和朗フラット4号館

昨日紹介したギャラリーのある建物
昭和11年に建てられた洋館アパートメント
和郎フラット4号館
トランク1つで住める家ってのが
当時のキャッチコピー
皆が和やかに朗らかに暮らせる様にと
付けられた名前らしいです
麻布台の住宅地にひっそりと佇む素敵な洋館

当時は7号館まであったらしいのだけど
現在は3館残っていて
こちらの建物には現在も普通に人が住んでいました
中庭が全ての入り口になっていて
敷地内はタイムスリップした様な異空間
自転車が置いてあったり子供の長靴が並んでいたり
人が暮らしている空気がまた素敵!
緑もいっぱいで窓枠やガラスや窓の形が
昭和の良いデザイン
全然古くなくてノスタルジックな素敵な空間

ギャラリーのある4号館のそれぞれの入り口には
洗い出しと呼ばれる低い階段が
このポストにも惹かれてパチリ
こちらにも植物が良い具合に生い茂っていて
ミモザの木やレモンの木が大きく育っていました

木造の建物で漆喰の壁
それぞれの部屋にそれぞれの窓や扉
形や色も違っていて写真は撮れなかったのだけど
水回りの床は白と黒の市松模様
この建物の修繕には大工さん、左官屋さん
板金屋さん、塗装屋さん、植木屋さんと
皆が愛情を持って丁寧な仕事をしているのが
あちらこちらから感じられる

現管理されている方が
この建物の古稀に各部屋の写真を撮って
1冊の本にされたそう
当時の様子や入居してた人の話が載っていて
映画になりそうな住人の話
設計図や仕様書も掲載されています
ドアノブや階段やランプや家具まで
どれを見ても溜め息モノです
またゆっくり訪ねてみたい素敵な場所です


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