さよならのあとで

お客様から1冊の本が送られてきました
blogで父の訃報を知ってからずっと送るかどうか悩んだ上で
散骨の記事を読んで送る事を決めてくれたのだそう
なんて美しい本だろうってのが第一印象
シンプルで柔らかい手触り
とても素敵な装丁に心惹かれページをめくると
死はなんでもないものです
私はただ
隣の部屋にそっと移っただけ
静かに涙がこぼれました
悲しいって感情ではなく安堵のような
背中をそっと撫でられて深呼吸出来た様な
1編の詩が1頁に1行
語りかける様に綴られてます
父の顔と声を思い出しながらじっくり読みました
父からの手紙の様に

この詩の作者は英国教会の神学者で哲学者でもある
ヘンリー・スコット・ホランドと言う方で
各国で多くの人に共有されてる作品で
海外の故人を偲ぶ場で朗読されているそう
セントポール大聖堂ではメッセージカードとして
購入出来るらしいです
英語の原文も美しいけど
この本の編集が文字の処方箋になって沁みわたりました
Rさん、本当に素敵な贈り物ありがとうございました
ずっと大切にします!
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